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【実体験】フレンチブルドッグ長距離輸送|広島から東京15時間で学んだ命を預かる責任~

  • 7月6日
  • 読了時間: 5分


フレンチブルドッグ 長距離輸送の実体験を紹介するアイキャッチ画像
フレンチブルドッグ 長距離輸送の実体験を紹介するアイキャッチ画像

フレンチブルドッグの長距離輸送をご依頼いただき、広島から東京まで約15時間かけて、大切な三匹のご家族を無事にお届けしました。

今回、一緒に東京まで旅をしたのは、

・フレンチブルドッグのモナちゃん

・スタンダードプードルのニケちゃん

・猫のランちゃん

大切な三匹のご家族です。

この旅が、私にとって忘れることのできない経験になるとは、この時はまだ思ってもいませんでした。

夜の広島を出発

少しでも三匹の負担を減らすため、夜の広島を出発しました。

今回は助手として三男も同行し、交代しながら安全運転で東京を目指します。

長距離輸送では、走る距離だけではなく、休憩場所も事前に決めています。

ドッグランのあるサービスエリアを中心にルートを組み、運動、水分補給、トイレ休憩ができるよう計画しました。

「必ず元気な姿で、ご家族のもとへ届ける。」

その思いだけを胸に、15時間の旅が始まりました。


夜が明け、順調な旅


長距離輸送中にサービスエリアのドッグランで休憩するフレンチブルドッグとスタンダードプードル
長距離輸送中にサービスエリアのドッグランで休憩するフレンチブルドッグとスタンダードプードル

朝になり、最初のドッグランで休憩。

ニケちゃんは元気いっぱいに走り回り、

ランちゃんも落ち着いた様子。

モナちゃんも笑顔で、順調そのものでした。

中国地方を抜け、

近畿地方を越え、

予定どおり東京へ向かいます。

私は、

「このまま無事に着きそうだ。」

そう思っていました。

モナちゃんの異変

長距離輸送中に体調が変化したフレンチブルドッグをケンパパが見守る様子
長距離輸送中に体調が変化したフレンチブルドッグをケンパパが見守る様子

静岡県に入った頃でした。

突然、

モナちゃんの呼吸が荒くなりました。

「ゼェ……ゼェ……。」

最初は少し呼吸が速くなる程度。

休憩すると落ち着き、

走り始めるとまた呼吸が荒くなる。

それを何度か繰り返しました。

外は小雨。

気温も低く、

むしろ少し肌寒いくらいでした。

「暑さではない。」

そう思う反面、

このまま走り続けて良いのか…。

迷いはありました。

そこで予定を変更。

休憩回数を増やし、

体調を確認しながら進むことにしました。

しかし30分ほど走った頃、

モナちゃんの呼吸は今までで一番苦しそうになりました。

私はすぐに最寄りのサービスエリアへ入りました。

「これはいかん。」

車を止め、

モナちゃんをクレートから出します。

リードを付け、

ゆっくり歩かせようとしても歩きません。

呼吸は荒いまま。

私はすぐに、

いつもお世話になっている広島の動物病院へ電話しました。

症状を説明すると、

「診察しないと断定はできませんが、早めに病院へ連れて行ってください。」

とのこと。

続いて飼い主様へ連絡。

状況を説明し、

最寄りの動物病院へ向かう準備を始めました。

すると奥様から、

一言。「モナは極度の暑がりなんです。

   外で体を冷やすと落ち着くかもしれません。」

正直、

私は驚きました。

外は小雨。

気温も低い。

「本当に?」

そう思ったのです。

モナちゃんが教えてくれたこと

水たまりで体を冷やして回復したフレンチブルドッグを見守るケンパパ
水たまりで体を冷やして回復したフレンチブルドッグを見守るケンパパ

外へ出たモナちゃんは、

迷うことなく水たまりへ向かいました。

そして、

ペチャッ。

お腹を水につけて伏せたのです。

私は思わず、

「そういうことか……。」

と声が漏れました。

モナちゃんは、

自分で体を冷やそうとしていたのです。

15分ほど、

そのまま静かに休みました。

呼吸は少しずつ落ち着き、

表情も穏やかになっていきます。

さらに30分ほど休憩すると、

いつもの愛らしいモナちゃんに戻っていました。

私は胸をなで下ろし、

すぐに飼い主様へ回復したことを連絡しました。

あの時の安心感は、

今でも忘れることができません。

あの日、教えてもらったこと

「今日は涼しいから大丈夫。」

そんな思い込みは、

モナちゃんが静かに教えてくれました。

命を預かる仕事に、

「これくらい大丈夫。」

という言葉はありません。

温度だけではなく、

呼吸。

表情。

歩き方。

目の動き。

小さな変化に気付くこと。

それが本当に大切なのだと教えてもらいました。

経験とは、

成功だけで積み重なるものではありません。

ヒヤリとした経験を忘れず、

次へ生かしていくこと。

それもまた、大切な経験なのだと思います。

約束どおり13時到着

広島から東京への長距離輸送を終え、新しい家へ到着したフレンチブルドッグ、スタンダードプードル、猫
広島から東京への長距離輸送を終え、新しい家へ到着したフレンチブルドッグ、スタンダードプードル、猫

出発前、

お客様とお約束した到着時刻は13時。

予定どおり、

新しいお住まいへ到着しました。

まずはモナちゃんをクレートごと玄関へ。

クレートの上から顔を出したモナちゃんが、

私の方を見上げます。

「もう着いたよ。」

そんな表情に見えました。

クレートから出してもらうと、

モナちゃんは嬉しそうに歩き始めます。

ニケちゃんもルンルンと新しいお家へ。

ランちゃんも安心した様子で後に続きました。

三匹が元気に新しい生活を始める姿を見届け、

15時間張りつめていた緊張がようやく解けました。

最後に

今回の旅で、

一番多くのことを教えてくれたのは、

モナちゃんでした。

そして、

旅を最後まで一緒に頑張ってくれた

ニケちゃん、

ランちゃん、

本当にありがとう。

また元気な姿で会える日を楽しみにしています。

この経験を忘れず、

これからも一匹一匹の命と真剣に向き合いながら、

大切なご家族を安心してお届けできるよう努めてまいります。

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